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2021.03.16

欧米テイストが映える最新・再注目のカスタム3

ユーロ・アメリカンスタイルがなぜいま、増えつつあるのか?

昭和40年代初頭より、先人たちが米軍払下げのヤンキーホーンや観光バスのパーツをトラックに装着し始めて半世紀。その後、NHK『走る街道美学』などのメディアに取り上げられ、横浜・出田町埠頭で「哥磨会」が発会。東映の映画「トラック野郎」の第1作「御意見無用」が封切られて、”デコトラ”が一大ブームとなり、トラックを飾ることが日本におけるカーカルチャーの代表格となった。以来、数十年を経たいま、ここにきて、”デコトラ”に一大転機は訪れようとしている。

近年は改造車に対するコンプライアンス意識の高まりにより、従来の大型パーツを装着したトラックは荷主(特に大手企業)から仕事を受けづらい状況になっている。また、バンパーライトを採用する新車が増えたことや、安全装備(レーダーやカメラ)の標準装備化や電装品の多様化により、純正部品をアフターパーツに交換するこが難しくなってきてもいる。社外品に交換した場合は、安全装備や電装品の作動が保証できないのだ。

また欧州車などは1960年代からバンパーライトを採用しており、安全装備の標準装備化も早かった。そんな一歩先をいくそれらに対応したカスタム手法が、日本車の、”ポストデコトラ”パーツとして注目を集めている。ここではそんなお手本のような3台を紹介しよう。